FXと外国為替に関わる上放れ
原作小説の漫画版は、平田弘史が1966年に小説のエピソードを抜粋した『駿府凄絶大仕合』(芸文コミックス、後にレジェンドコミックシリーズより復刊)を手がけている。ただし平田版では「無明逆流れ」の話は収録されていない。「無明逆流れ」の漫画版としては、『シグルイ』以外にも、平田の弟である臣新蔵(現とみ新蔵)が、南條範夫原作の「戦国無惨伝シリーズ」の中で漫画化している(無明逆流れを参照)。
なお、原作『駿河城御前試合』は長く絶版となっており、古書市場では数千円から一万円のプレミア価格がついていたが、『シグルイ』の発表後、復刊ドットコムでの復刊リクエスト投票が成って、2005年10月6日に徳間文庫から復刊された。表紙絵は『シグルイ』作中の見開き画から採られている。
--------------------------------------------------------------------------------
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
--------------------------------------------------------------------------------
[編集] 梗概
寛永6年9月24日、駿河大納言・徳川忠長の一意により、駿府城内で御前試合の十一番勝負が行われた。御前試合は、慣例として木剣にて行うこととなっているが、周囲の諌めにも拘らず、今回の御前試合は真剣を用いる事が決定され、二十二名の達人らによる凄惨な殺し合いが幕を開ける。
御前試合当日、隻腕の剣士・藤木源之助の前に現れた相手は、盲目・跛足の剣士、伊良子清玄だった。まともな試合ができるかどうかすら危ぶむ周囲の心配をよそに、伊良子は奇妙な構えを取る。刀を杖のように地面に突き刺して足の指で挟み、体を横に大きくのけ反らせるように捻るという、通常では無い構え方をした。「無明逆流れ」の構えである。両剣士には浅からぬ因縁があった。
七年前のある夏の日、「濃尾無双」と謳われる剣客・岩本虎眼が、掛川に開いた虎眼流の道場に、伊良子清玄が道場破りとして訪れる。伊良子は相手を務めた藤木を骨子術によって破るが、次に相対した師範の牛股権左衛門に追い詰められ、降参し入門を希望する。
入門の儀のため、引き立てられた伊良子の前に「曖昧」な様子を見せる岩本虎眼が現れる。入門希望の声を聞き、一度太刀を手にするや、伊良子の額に貼り付けられた小豆一粒を狂いもなく両断し、伊良子の入門を許可する。以降、牛股・藤木・伊良子ら三人の弟子は虎眼流の「一虎双龍」と呼ばれることになる。
一年後、瞬く間に腕を上げた伊良子は道場随一の使い手となり、虎眼流の後継者と噂されるようになっていた。虎眼には娘・三重いるのみで、いずれ婿を取らせて虎眼流を継がせねばならなかったからである。強い男に跡目を、と考える虎眼は、藤木と伊良子にかつて自身に因縁のあった舟木一伝斎の息子兄弟を討ち取るよう命じ、為し遂げた方を婿として迎えるとした。藤木は虎眼流「流れ」を用いて兵馬を討ち、伊良子も、兄が討たれたことで異変が生じた数馬を討つ。
FX
年の瀬、虎眼は「流れ」すら易々と体得した伊良子を婿を決定する。虎眼流を足がかりに、更に高い地位を得ようと野心を燃やす伊良子だが、虎眼は、伊良子と自らの情婦であるいくとの不義密通に気づき、仕置きの後、奥義「流れ星」によって両目を斬り、いくと共に掛川から追放する。
三年後。隆盛を極めていた虎眼流であったが、近藤涼之介が闇討ちされ、道場に首を晒されるという事件が発生する。高弟たちは犯人の捜索を開始するが、その中で他の高弟たちも同じ手口で殺害される。死体に添えられていた品から犯人が伊良子と推測した藤木は、興津が賎機検校に、高弟の情報を売っていたことを突き止め制裁するが、虎眼流の面々は当の賎機検校から屋敷への招きを受けた。
招きに応じた虎眼たちは、賎機の屋敷にて、夕雲との立会いを余儀なくされるが、虎眼はこれを容易く打ち破る。その時虎眼たちが見たものは、伊良子といくの姿であった。
数日後、伊良子の策により分断された虎眼流の面々は、刺客の襲撃を受ける。藤木と牛股は刺客を返り討ちにするが、虎眼は「流れ星」を超える秘剣「無明逆流れ」を編み出した伊良子に斬られ、濃尾無双眼の伝説がそこで幕を閉じた。
日経225
[編集] 登場人物
人物名横の“ 声:〜〜 ”はテレビアニメ版における声の出演者。
[編集] 虎眼流関係者
藤木源之助(ふじき げんのすけ) 声:浪川大輔
本編の主人公。道場では牛股師範に次ぐ腕前を誇る、虎眼流の師範代。寡黙かつ実直な青年。勘が鋭いのか、僅かなヒントから「流れ星」の骨子となる技法を編み出した。腕力も相当なもので、得物持ちの浪人7人を拳のみで再起不能に追いやったこともある。
「天稟の才」を持つ伊良子を討つため凄まじいまでの努力を重ね、遂には自らも怪物と化す執念の剣鬼。
過去に道場破りに来た伊良子に敗北した事に固執しており、仕置きの際に手負いの伊良子に微笑みかけるなど、内に狂気を含んでいると思わせる節がある。
元は百姓の子だったが、没落武士の子を殺めた際に虎眼に拾われた。さらに虎眼の尽力によって士の身分になったという経緯があるためか、虎眼に対しての忠義は異常なものがある。
伊良子清玄(いらこ せいげん) 声:佐々木望
藤木の対となるもう一人の主人公。周囲の人間を利用し、高い身分に昇り詰めようとする野心家。天賦の才で虎眼流の秘技を軽々と身につける。虎眼の愛妾いくとの密通が露見し、仕置きを受けて盲目となり、追放された。その後は検校と関わり、虎眼流への復讐を行う。独自の剣術「無明逆流れ」を編み出し、
外国為替
虎眼流の高弟達を血祭りに上げていく。
過去、虎眼流の高弟達が自身の知る身分だけの侍とは違うと気づき、仲間と思ったが、藤木のある一言により屈辱を味わった。そのため特に藤木には強い恨みを持つ。
岩本虎眼(いわもと こがん) 声:加藤精三(老境時)/矢尾一樹(壮年時)
岩本家当主であり虎眼流の開祖。「濃尾無双」と謳われた剣の達人。「流れ」や「星流れ」などの技を独自に編み出し、右手の指が一本多いという多指症を駆使した精妙な剣さばきを得意とするが、死闘の末、伊良子により殺害された。
晩年は精神に失調を来し、普段は「曖昧」な状態となっているが、時々正気に返る。
娘に三重がいるが、妻は過去に縊り死にし、愛妾・いくを囲っている。
極めて苛烈な性格で、過去に受けた屈辱は忘れないなど、全体的に暴虐な面が目立つが、過去に藤木が岩本家に引き取られた際には、優しそうな笑みを浮かべていたり、絶命する寸前には三重の姿を見て、「美しゅうなったのう」と涙を流していた。
山口は原作者の南條範夫をモデルにしていると巻末の解説に載せている。
牛股権左衛門(うしまた ごんざえもん) 声:屋良有作
道場では虎眼に次ぐ事実上のナンバー2である、虎眼流の師範。身分は郷士。巨漢でにこやかな風貌を持つが、後に虎眼の刀によって口を裂かれたため、怪異な容貌となった。巨大な木剣「かじき」を通常の太刀の様に軽々と振い、青竹を素手で握り潰すほどの怪力を持つ。
前髪だった頃、並外れた怪力のため敬遠されていたところ、虎眼流を紹介され入門を決めた。掛川への出発前、牛股は許婚のふくとの再会を桜の大樹の下で誓っている。しかし3年後、虎眼流に身を捧げる為に ふく を殺害しており、その責を取って素手による去勢を決行した。
外国為替証拠金取引
「赤縄」の景では牛股が ふく を刀で両断している描写があるが、「契り桜」の景では大人になった ふく が切り倒された桜の切り株を見つめているシーンがある。よって、実際に牛股が斬ったのは ふく との契りの象徴である桜の樹であり、ふく の両断は許婚との別離を決意した牛股の心象風景とも取れる。いずれにせよ去勢を行ったのは事実のようで、藤木や伊良子以上の技前であるにもかかわらず、岩本家の跡目になっていないのはこれが理由と思われる。
岩本三重(いわもと みえ) 声:桑島法子
虎眼の一人娘。虎眼からは道場の跡取りを産む種受けとしかみなされていない。純情だが虎眼の娘らしく激しさを内に秘めている。
伊良子に懸想しており後継者が伊良子に決まった日、虎眼によりその場で男女の契りを交わすよう強要された際、伊良子がそれを阻止したことで、想いはより強固なものとなった。
伊良子追放後はショックのあまり拒食症となった時期もあった。
いく 声:篠原恵美
虎眼の囲われ者。彼女に関わった者は皆、不幸な目に遭うため、それを童歌として囃し立てられた。伊良子と密通したため、共に追放される。追放後は伊良子と供に賎機検校に仕え、名目上検校の愛妾となる。右胸の乳首は、伊良子がいくに手を出したことを見抜いた虎眼によって引きちぎられ(削り飛ばされ?)、左胸は伊良子の仕置きの時に伊良子の股間を焼き鏝で焼くよう強制された際、伊良子をかばうために自ら焼いている。そして伊良子の復讐の際には背中には眼の無い龍が老虎を屠る様が入墨され、それを見て激昂した虎眼に背中の皮を削がれている。
近藤涼之介(こんどう すずのすけ)声:堀江美都子
虎眼流の高弟。まだ前髪の美少年剣士。目録伝授は祖父が虎眼と懇意の間柄だったことによる「義理許し」であるが、侍としての心構えはあり、虎眼流を嘲弄した牢人を切り捨てたこともある。藤木を慕っており、いつかその域に達したいと思っていた矢先、伊良子の復讐劇最初の犠牲者となる。
宗像進八郎(むなかた しんぱちろう) 声:大林隆介
元は掛川宿の任侠という経歴をもつ高弟。中目録は剣術の腕のみでを許された「術許し」である。戦国時代の武者の様に体中に無数の疵跡がある歴戦の剣士。涼之助死亡後、一応の下手人として立てられた一刀流の檜垣陣五郎を圧倒するも、その後、霧の中で出会った伊良子によって殺された。
山崎九郎右衛門(やまざき くろうえもん)声:島田敏
虎眼流の高弟。足軽出身。猫科動物の様なぎょろ眼をしている。涼之介にひそかに思いを寄せる。夜中に時折、木の下で涼之助の事を妄想しつつ、己の陰茎を口で慰めるなどの奇癖を持つ(この行動は他の高弟も知っているが、黙認されている)。